My every day.

第四話「もらっちゃってもいいんっすか?(何をだよ、)」

 

2004

214

Pm 443

雑談中

喫茶店“MoonLight”にて・・・・・

 

「まぁま、そんなことよりお前たちはどうだ、もらえたのか、どうなんだ?」

「僕は、例年どうりに0個っすね」

 

僕は例年どうりの報告をおこなった、しかしこの後涼介の口から衝撃の事実を知ることになる・・・・・・

 

「店長、俺がもらえるわけ無いじゃないですか〜」

これが涼介の台詞

「「へっ?」」

そしてこれが涼介への俺と咲の解答

「なんじゃ、二人ともなしか、まぁ所詮そうだろうな」

そしてこれが何も知らない店長のコメント、

「おい、涼介、お前昼に“何と今年は俺にもチョコがあったのだ〜”なんていってたじゃないか、」

 そして俺の正確な突っ込み。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「もらったんじゃなかったのかい?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「もらったんだろ?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

だんまりを続ける、涼介。

顔には大量の冷や汗・・・・・・

まてよ、もしかして・・

 

「あれ、嘘だな、そしてもらったといって見せたのは偽者だろ、」

「・・・・・・・・・・へぇ〜そ〜なんだ〜、おれ全然知らなかったよ〜、鞄に入ってたから自分で持って来たの忘れてもらったものだとおもってた〜、うは、うはははははははははははは」

 

偽装チョコを見せてまで俺を笑いたかったか・・・

哀れなヤツよ・・・

でも同情はしないぞ、昼間の恨みとくと晴らしてくれるは・・・・

 

「咲、録音したか、」

「もちろん」

「なに!!、やめろ、咲、今すぐ消せ、いや壊せ、ぶっ潰せ〜〜〜」

涼介がむきになって襲い掛かってくるがおれはそんなことも気にせず携帯のメールの新規作成を選び本文にこう打った、

 

“大スクープ”

 

今日涼介がもらったと

されるチョコは涼介自

らの偽装チョコレート

だった・・・・

 

いまさ〜MoonLight

いるんだけど涼介が自

白したよ〜、明日、いい

もの聞かせてやるよ、

 

by悠

 

そして相手アドレス欄に登録されている人の中から涼介を知る人物をすべて選び後は送信ボタンを押すだけにする。

 

「涼介、この画面を見ろ!!

「え〜っと、大スクープ今日涼介がもらったとされるチョコは涼介自らの偽装チョコレートだった、ってこんなのおくるんじゃね〜」

「それが人に者を頼む態度かい?」

「止めてください、悠様」

「ん〜、じゃ〜、店長、俺と咲にチーズケーキ二個ずつちょ〜だい」

「わかった、勘定は」

「「「涼介に」」」

 

俺と咲と店長の三人の声がみごとにマッチしそして同時に涼介のおごりが決定した。

 

そしてその後は俺達は追加注文しながら色々喋っていた

 

「やっぱうまいよ、ここのケーキは」

「そうだね、そしてこれがまた人のおごりだということがうまさを引き立てるんだよ」

「あ〜、咲、いい事いうね〜」

 

そこに

 

からん〜、から〜ん

 

ふぬけたベルの音につられて店の入り口のほうを見ていると俺の兄貴の 秋山 葵 が立っていた。

 

「よ、悠、そろそろ帰るぞ〜、学校の帰りには寄り道をしない、これ常識だろ」

「こんにちは〜、葵先輩も何か食べていきませんか?」

「やめてくださいよ、先輩〜これ以上注文されたらおれ破産しちゃいますよ〜」

「俺が知るわけないだろ、破産したきゃしろ、それは個人の勝手だ」

「それより、兄貴、何しに来たんだよ」

「なんだい、その言い方はせっかく迎えに着てやったのに」

「何が、迎えに〜だ、たまたま見つけたから寄っただけだろ」

「まぁまぁそういわずに葵君もなんか飲んでいかんかね?」

 

兄貴は少しそのばで考えていた、そして

 

「ん〜、え〜っと、あ、そう!!、お言葉ですがコイツつれて返ります〜」

 

そう言うと兄貴は俺の首もとをつかんでひっぱっていった。

 

「そうか、じゃあまた今度でも」

「ハイ、またこさせていただきます、さっ帰るぞ、」

「へ〜い」

 

そう言うと俺は帰るために鞄荷物を鞄にまとめていると・・

 

「ん、携帯忘れてるぞ、何? “送信しますか”?」

 

それは俺がさっき涼介のために打っていたメールの画面そのものであった。

 

「あっ、兄貴それだ・・・・」

「先輩、それだめ・・・・」

「先輩、やめて〜」

 

俺、咲、涼介の叫びも虚しく・・・・

 

「俺、機械苦手なんだよな〜、めんどくさいから“送信”で・・・・、ぽっちっとな」

 

「「「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」」

 

「なっ、なに叫んでるんだよ、お前ら、ほら悠、け〜るぞ」

 

そう言うと兄貴は店を出て行った、

 

「涼介、怨むなら兄貴を、俺は悪くない、じゃ」

 

そう言うと俺は一目散に店を出て兄貴の後を追いかけた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、俺の携帯にはスクープの真意を確かめるメールが数多く寄せられた・・・・・

 

 

第四話「もらっちゃってもいいんっすか?」 〜終〜

 

 

 

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