My every day.
第三話「意外な展開!!??」
2004年
2月14日
Pm
3時25分
HR終了後
奥川中央高校付属中学校3年A組・・・・・
「しゃ〜、おわった〜、けーるぞ悠咲」
「つなげて言うなボケ涼介」
「そうだよつなげて言うと僕らも君みたいにバカみたいに聞こえるじゃないか」
「・・・・・・黙れ口ワル二人組」
「クチガワルイダッテダレノコトダロ?」
「サアワカラナイヨユウクン」
「わかってんだろ、お前ら」
「あ、ばれてたかぁ〜」
「そうだよ、隠したってばればれだよ涼介君の口の悪さは今に始まったことじゃないだろ?」
「そうだな〜、隠せるほうがおかしいよな〜」
「おめーらのこと言ってんだよ、この馬鹿が!!」
「そうそう、涼介。
不思議に思ってたんだけどなんか今日、怒ってない?」
「・・・・・・・・テメーが銃振り回して乱射したからだよ、イテーんだよ!! 悪いか怒っちゃ!!」
「・・・・・・キレやすいんだな」
つぶやくようにでも涼介には聞こえるように言った。
「怒るぞほんとに。」
「まぁまぁ、落ち着いて、帰りにいっぱいおごるから、咲が」
「うぇ、僕が〜」
「この間は俺でその前が涼介だから順番的には咲くじゃん」
「まぁ、それはそうだけど・・・」
「大丈夫、安い物しか頼まないから。」
「そうそう、せいぜい俺のロイヤルイチゴパフェが一番高いだろうけどな、」
「涼介君、そりゃ〜ないだろ、」
「まぁ、とにかく移動しようぜ〜、」
俺がそう言うと咲と涼介は“イチゴパフェ論争“をやめとぼとぼと歩き出した。
学校をでて5分ほど歩くと商店街が見えてくる。
その一角にある喫茶店“MoonLight”それが俺達が学校の帰りなどテスト前に勉強したりとよく立ち寄る。
この喫茶店の南側方向にに俺の家、東側方向に咲、そして北側方向に涼介の家があるため帰り道がここで別れてしまうので、なにか喋り足りないときや暇なときに皆でよく来る。
から〜ん、から〜ん
「おっ、いらっしゃい」
「店長、おひさ〜」
「お久しぶりです、店長」
「てんちょ〜、“秋山
悠専用特製いつもの“ちょ〜だ〜い」
俺達は店長に声をかけるとカウンターに座って注文を言った。(俺は入った時に言ったけどね)
ちなみに“秋山
悠専用特製いつもの“の内容はただのアイスコーヒーだ!!
えっ、何でそんなに紛らわしい名前付けるかって?
やだな〜、男たるもの喫茶店では“いつもの!!”って言うのがあこがれじゃないか〜!!
えっ、お前の理想はいいから店長の詳細を言え?
はぁ〜?そんなこと聞くなよ、俺も詳細知りてーよ、
見た目は50歳代の中年一直線、この店は10年以上はやってるって聞いたけどあんまし詳しくわかんない。
「ほれ、悠 いつものアイスコーヒーだ」
「あ、あんがとござま〜す。」
そう言うと俺はカップに手をつけまずは一口目をじっくり味わう、
う〜ん、いつ飲んでも良い味だよな〜、俺達じゃまねできないって言うか、まぁ〜長年の技ってヤツだな。
「店長のコーヒーはいつ飲んでもうまいッス」
「ありがと、咲に涼介はなんにする。」
「じゃあ、俺はアイスコーヒーのホット」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
静寂が店内を支配する・・・・
「「あっ、店長この子今日、頭ぶつけて変になってるだけですから。」」
俺と咲が必死に弁解すると咲が
「僕は今日はオレンジジュースで、そしてこの変なのは水で良いです。」
「あれ? 咲、今日はジュース?」
「子供か?お前?」
「変人には言われたくないね・・」
そこに
「はい、涼介ご注文の特性水道水。」
「うぇ、マジで水ぅ〜、しかも水道そのまま」
「はい、咲にはオレンジジュース」
「どうもです。」
「あ〜、水の一気飲みは実にうまい」
出た・・・変人が・・・
「あれ?店長、琴乃さんは?」
「あれ、そういえば今日は見ないですね?」
「涼介、いい所きずくじゃん、やすみっすか?」
「ふっふっふっ・・・・」
なにやら店長の怪しげな笑いが・・・・
あっその前に琴乃さんって言う人はこの喫茶店“MoonLight”で働いているアルバイトの人
今は大学に通いながらここのバイトをしているのでたまに店にいないときがある。
でも琴乃さんの入れるコーヒーは店長までは行かないけれども、他のお客さんたちにも結構評判があって人気だ・・
「おぬしら、咲以外の2人には無関係じゃろうが・・・今日はバレンタインデーだ」
「「「だから?」」」
「わからんのか?これだからもてんヤツは・・琴乃ちゃんには今日は彼氏と過ごしてもらうために一日休みにしてあげたよ」
「お〜、店長太っ腹〜」
「さすが店長ですね」
「琴乃さんって彼氏いたんすっか?」
「まぁま、そんなことよりお前たちはどうだ、もらえたのか、どうなんだ?」
「僕は、例年どうりに0個っすね」
僕は例年どうりの報告をおこなった、しかしこの後衝撃の事実を知ることになる・・・・・・
第三話「意外な展開!!??」 〜終〜
涼介「えっ意外な展開になんないのなんで、題名は?なんも関係ないじゃん。」
咲 「涼介君、物事はすべて予定どうりには運ばないものなんだよ・・・」